LECSLaboratory of English Communication Skills
研究所員紹介

LECSは、英語教育界で活躍中の先生方に参加頂いて、英会話習得のための指導方法やカリキュラム、教材などの最適化、高品質化をめざした研究開発を行っています。


■研究所長

青木 昭六  アオキ ショウロク 青木 昭六 兵庫教育大学名誉教授
アオキ ショウロク
今や、小学校の英語教育は、「言語学習を目標としないで、楽しく親しむ遊びの要素を主軸にする」個別的学校単位の「英語活動」から、中学校の英語教育との連携を視野に入れて変質し、言語能力の育成が副次的・付随的であることを許さなくなってきてきます。
英語の学習効果を上げるのに適した環境を整えるためには、学習者の認知的発達段階に応じて、関心・意欲を高める教材と資質の高い指導者、さらに、英語に接する時間を確保する必要があります。
独自の教材や指導者の全国ネットを持ち、その整備・改善に努めてきたLECSは、これからの課題に応えられるよう、蓄積した実績を活かして、更に発展し、幼児・児童の英語教育にリーダーシップを発揮してまいります。



■所員の紹介  (五十音順)

池谷 彰  イケヤ アキラ 池谷 彰 東洋学園大学教授/
東京学芸大学名誉教授
イケヤ アキラ
私は2004年に大学を70歳で退職する迄、大学で英語学や言語学を44年間教えて、傍ら中学校英語検定教科書の編修にも携わってきました。
退職するや否やソウルにある大学に一年間留学し、韓国語を学び、今も学ぶことを続けています。このような経験が初期の英語教育にお役に立てば嬉しいです。


小篠 敏明  オザサ トシアキ 小篠 敏明 福山平成大学教授/
広島大学名誉教授
オザサ トシアキ
外国語の学習は、「楽しく学び」、これを「継続する」ことが大切です。外国語の学習でやっかいなのは、途中で力がついていることを実感できないことです。(実は力がついているのに、それが感じられないのです。)このため、途中でやる気を失い、挫折してしまいがちです。LECSはここで力強い助っ人になるべく活動してまいります。


影浦 攻  カゲウラ オサム 影浦 攻 鹿児島純心女子大学国際人間学部長/
宮崎大学名誉教授
カゲウラ オサム
今、英語が熱い。学習指導要領の改訂で小学校に英語が必修として入ることになる。この時期の新しい情報紙の発刊を喜ぶとともに、新しい小学校の英語の時代が展開されることを期待したい。


久埜 百合  クノ ユリ 久埜 百合 中部学院大学客員教授
クノ ユリ
教科ではないが、高学年では必修、という方向が示されている現在、小学校現場では今までの実践を再検討したい、という意見や疑問が出てきております。小学生が外国語を身につけていく学習能力と、それに見合う指導内容の選択と指導方法の開発に関する科学的な研究によって答えを見出していかなければなりません。



田口 直人  タグチ ナオト 田口 直人 「エブリ・イングリッシュ・サービス」主宰
タグチ ナオト
英検1級やTOEIC900点といった上級の英語力を身につけるための研修を担当させていただいていつも感じることは、英語の「基礎教養」ともいうべき部分の大切さです。いわば語感ともいうべきセンスを、より確実なものにしていく上で、LECSの活動がより大きな役割を果たしていくことを祈ります。


坪井 俊憲  ツボイ トシノリ
坪井 俊憲 東海英語教育ネットワーク事務局長
ツボイ トシノリ
小学校に英語教育が導入され始めて、中学現場では混乱している。この「LECS」が目指す理念と小学校から中学校へと続く「TECS検定」はこれからの英語教育現場に新風を吹き込むと信じます。


中西 由利子  ナカニシ ユリコ 中西 由利子 日本福祉大学生涯学習センター 講師
ナカニシ ユリコ
いよいよ小学校における英語活動が本格化してきました。私は自分の経験から、小学校時代に日本以外の国に目を向け、日本語以外の言葉に触れることが、その後のその人の人格形成にとても重要な役割を果たすと信じています。英語教育に携わる大人たちは、様々な英語活動を通して子供達が大きく成長するための努力を惜しんではいけないと思っています。


中山 兼芳  ナカヤマ カネヨシ 中山 兼芳 小学校英語指導者認定協議会(J-SHINE)会長
ナカヤマ カネヨシ
言葉は、その言葉が生まれた文化と共に学んでこそ生きた言葉となります。従って、生きた言葉を学ぶには、どんなことを大切に思い、なぜそういう表現をするのか、価値観、歴史、風俗習慣など、言葉の底を流れる文化を知り、文化と共に言葉を学ぶことが大切です。 
文化と共に言葉を学ぶことにより、感動や発見の楽しさをはじめ、言葉を使う楽しさを体験できます。また言葉としても使えるようになります。
その意味からも、これから"LECS"が、言葉や文化に関する興味ある情報を提供していくことは、学習者にとっても、指導者にとっても、たいへん有益なことです。


藤井 昭洋  フジイ アキヒロ 藤井 昭洋 高松大学教授/香川大学名誉教授
フジイ アキヒロ
子どもたちの英語コミュニケーション能力のアウトプットは、LECS主催の「技能検定」(TECS)で正しく評価され、インプットに関わる研究も、この「英語コミュニケーション能力研究所」(LECS)で大いに進められてゆくことを願っています。


行廣 泰三  ユキヒロ タイゾウ 行廣 泰三 聖心女子大学名誉教授
ユキヒロ タイゾウ
"公立の小学校に英語活動を!"という立場から、近く英語が本格的に導入されることは、大変喜ばしいことである。
早期から児童に英語学習の機会を与えることは、英語習得上はもちろんのこと、異文化理解の観点からも大きなプラスになる。一方、忘れてはならないことは、児童が長期的にわたって学び続けるためには、指導者や親達の強力な教育的配慮や協力である。
 「Let's Enjoy LECS」は、発信者側と受信者側双方を繋げる大事な羅針盤的存在になる。